自己愛性人格障害の性質:他人の手柄を横取りする

自己愛性人格障害の性質:他人の手柄を横取りする

自己愛性人格障害の人は平気で他人の手柄を横取りします。

 

しかし、本人は悪いなんて微塵も思っていません。
同僚でもイラっとしますが、上司がこのタイプだと手に負えません。

 

なぜそんなずるいことが平気できるのか、みっともないと思わないのか、疑問に思う人も多いでしょうが、そこには非常に都合のいい利己的帰属という心理メカニズムが隠れています。

 

利己的帰属とは、うまくいったときは自分の関与(貢献)を過大視し、失敗したときは自分の関与(責任)を過小視する心理傾向を指します。
これは誰もが備えているもので、自分が一番かわいい、だから物事を無意識のうちに自分に都合よく歪めて解釈してしまいます。

 

しかし、自己愛性人格障害の人は自己愛が強すぎるがゆえに、この利己的帰属が非常に強く出ています。
見苦しいほどに他人の手柄を横取りしたり、自分の失敗を他人になすりつけたり、それらをみっともないと思わなくてすむように、認知システムそのものが歪んでしまいっています。
ですので、本人は悪びれずに涼しい顔をしていられます。

 

例えば、うっかり耳に挟んだ他人のアイデアを横取りするのも、耳に入れた時点で自分が関与したので、自分が共同でアイデアを生み出したも同然だと思い込んでいます。
共同で生み出したものを自分だけの手柄にするのも違和感がありますが、そこは自己愛が強すぎるので、本人は全く気になりません。

 

自分の利害には非常に敏感ですが、他人の被る損害には全くの無頓着です。
そもそも他人の視点に立つという発想ができないのが、自己愛性人格障害の特徴の一つでもあります。