自己愛性人格障害の家族の対応:家族の機能や役割、境界を見直す

自己愛性人格障害の家族の対応:家族の機能や役割、境界を見直す

家族の関係が変わることで、自己愛性人格障害の治療にも良い影響が現れます。
家族間の境界の見直しが有効です。

 

健康に機能している家族は次のような特徴があります。
ぜひ参考にしましょう。

 

  • 世代間境界がはっきりしている
  • 夫婦のきずながしっかりしている
  • 家族全体に、何があってもうちの家族は壊れない、という自己信頼感と問題解決能力が十分にある
  • 家族それぞれが、自分の感情と言動に責任をもち、他の人のせいにしない
  • 家族それぞれが、自分の居場所を自分でみつけられる
  • 家族それぞれが、自分の人生を楽しめる

 

患者の言動に振り回される家族は本当に大変です。
とりわけ患者が子どもの場合、母親は必要以上に罪悪感を持ち、一人で負担を抱え込んでしまうことがあります。

 

まず必要なのは、夫婦あるいは家族全員が問題意識を共有することがです。
それぞれが問題に向き合い、自分の役割を意識することで、健全な境界ができていきます。

 

意見の違いをおそれることはありません。
それは境界ができ、家族の機能が健全に動き出した現れでもあるからです。

 

各々の家族が自分の言動に責任を持つことは、治療においても良い影響を与えます。
人のせいにするという姿勢は決して見せないようにしましょう。
そして、家族は治療にばかりとらわれず、自分の居場所や趣味の世界などを大切にすることも重要です。