コフートの自己愛性人格障害

コフートの自己愛性人格障害

コフートは、自己愛性人格障害のグループの患者は、精神病やボーダーラインと、他方で神経症あるいは穏やかな性格障害の中間にあると定義しています。

 

コフートの考えを端的に説明すると、人間の健康というのは自己のまとまりにあるということになります。
そして、そのまとまりは断片的であるか脆弱であるかというレベルに分けられます。

 

コフートは、自己愛的な人格の形成に必要なのは幼児期の誇大自己であるとしています。
誇大自己とは、全て自分の思い通りになるという万能的な思い込みのことを指します。

 

通常は、成長する過程で自分の思い通りにならないことを経験し、この誇大自己は正常な自己に置き換えられます。

 

しかし、うまく置き換えられないときがあります。
そのような場合に、自己愛性人格障害になるとしています。

 

つまり成長する過程で正常な自己を形成することができないために、自己愛性人格障害になると考えます。

 

成長過程に適切な生育環境や周囲のアプローチがあることで、自己愛性人格障害を防ぐことができるでしょう。

 

 

ハインツ・コフートは、オーストリア出身の精神科医で、精神分析的自己心理学の提唱者です。
自己愛性人格障害の研究の先駆者です。



 このエントリーをはてなブックマークに追加