自己愛性人格障害の治療法:入院治療

自己愛性人格障害の治療法:入院治療

自己愛性人格障害の治療として、通院だけではなく入院治療が検討されることもあります。

 

自己愛性人格障害の患者は、治療効果に誇大な期待をもったり、治療スタッフを自分の意のままに動かせる存在とみなしたりする傾向があります。

 

入院はしたものの、思うようにいかないと強く反発して問題行動を起こしたり、スタッフとの関係がうまくいかなくなったりするなど、トラブルを抱え込むことが少なくありません。

 

こうした事態を避けるために、治療の枠組み、スタッフの役割などを事前にはっきりさせた上で入院生活を始めます。

 

入院の利点は次の通りです。

 

  • 患者の実態を掴むことができます
  • 病院生活で患者が意識的、あるいは無意識的にみせる振る舞いは、その心の内が反映されています。
    治療スタッフは患者の実態を掴むことができます。

     

  • 病院内で起こることを治療に反映できます
  • 治療スタッフは、患者の振る舞いや対人関係などから病理を読み取ることができます。
    それを患者自身に理解させていくなど、治療に活かすことができます。

 

入院生活の規則を守ることができない患者は入院治療を受けることができません。
規則を守る、治療スタッフと人間関係を築くという観点でも入院治療には大きな意味があります。