自己愛性人格障害は生きづらさを抱えている

自己愛性人格障害は生きづらさを抱えている

自己愛性人格障害の人は、生きづらさを抱えています。

 

傍若無人に振舞って自由かのように見えますが、その性質が社会に受け入れられないためです。

 

ギリシャ神話に「ナルソキッスの神話」というものがあります。
これは、自分に恋して死んでいった美少年ナルソキッスの話です。

 

ナルソキッスはその美しさから何人ものニンフ(森の精霊)の心を弄んでいました。
そにうちの一人が復讐の女神に復讐をお願いします。

 

ナルソキッスはその思惑にはまり、泉の水面に映った自分の姿に見とれ恋をするようになります。
しかし、水面に映った自分は、ナルソキッスの愛には答えてくれません。

 

ナルソキッスは思い悩み、美少年の面影はなくなり、ついには痩せ衰えて死んでしまいました。
そこに花が咲いたので、その花を水仙=ナルソキッスと名づけたというわけです。

 

このように、自分自身の姿に見とれるというのは、常識を超えた異常な自己愛の為せる業であり、過剰な自己愛は自分自身の首を絞めかねないという話です。

 

現代社会でナルシストと言われる人間のイメージが、自分の外見や仕草に陶酔しているといった感じなのも、この残酷で切ないナルソキッスの神話のイメージから来ていると言われています。