自己愛性人格障害と引きこもり

自己愛性人格障害と引きこもり

現代社会に多い引きこもりもまた自己愛性人格障害の一つの形と言うことができます。

 

引きこもりになる人は、自己愛が過剰で自分の世界に引きこもり、外の世界に対する関心が乏しいといった特徴があります。

 

本来外に向かうべき心のエネルギーが遮断されているため、他人に対して関心が湧きません。
そのため、共感性が乏しく独りよがりになります。

 

それらのエネルギーは全て自分自身に向けられるため、たえず自分のことばかり考えることになります。
自分のこと以外は眼中になく、自己愛はますます肥大化していきます。

 

引き込もり傾向が強い人が、人間関係で失敗し情緒不安定になりがちなのも、自分ばかり意識していることと関係しています。
どのような人でも、過度に自分に注意を向けるすぎると、ぎこちなくなり失敗しやすくなります。

 

無心で演奏していた音楽家が自分の手や指に意識を向けたとたんミスしたり、無心でプレーをしていたアスリートが自分の動きを意識したとたん調子を落とすといったケースは少なくありません。

 

人間という生き物は、外の世界で他者とつながって安定を得る側面が大きいです。
過剰な自己愛は、外の世界に対する関心を減少させ、自分に全ての関心を向けさせることで、かえって生きづらさを生み出し当人を苦しめています。