自己愛性人格障害の心身への現れ方
自己愛性人格障害の人は自己愛が強すぎて自分のイメージばかり膨らんでしまい、現実とのギャップに苦しむことが少なくありません。
そのためさまざまな心の病を抱えてしまうことがあります。
- 不眠症
- うつ病
- 摂食障害
- 不安障害
- パニック障害
- 心身症
対人関係の面で自分の思い通りにならないことが多く、ストレスでいっぱいです。眠りに影響してきます。
対人関係のトラブルが絶えず、自分自身、疲れ切ってしまいます。無気力、抑うつに陥ることがよくあります。
痩せている自分を理想化し、それを維持することで優越感を得るために、食べては吐くという行為をくり返します。
自己イメージを傷つけるような反応をしていないか、過剰なまでに気にして、対人場面などで強い不安を覚えます。
突然、死の恐怖を感じるような不安に襲われる発作がくり返し起こります。発作への不安からさらに悪化することもあります。
対人関係のストレスが体の症状となって現れたり、持病を悪化させたりすることがあります。
自分が自己愛性人格障害かもしれない、といって受診する患者はいません。何か具体的な悩みが生じない限り、自分のパーソナリティに疑問を持つことはないからです。
逆にいえば、心の病の奥に潜んでいるパーソナリティの問題に気が付かないと、いつまでたっても解消することができない恐れがあります。