道徳心のない自己愛性人格障害
たいていの自己愛性人格障害の人は、社会で限り成功し、法律を守っていますが、一部には道徳心がないが故に、犯罪や問題行動を起こし、刑務所や治療施設にいる人もいます。
このような人は反社会性人格障害や演技性人格障害と通ずる一面を持っています。
偶然に身を任せて生きていて、何に対しても反対し、他人を自分の利益のために平気で利用します。
執念深く、自分の犠牲となった人達に対し、軽蔑的なまなざしを向けます。
良心がないので、嘘をつくことも平気です。
危険を冒すことにも積極的で、罰を受けることにも恐怖心は持っていません。
恨みをはらす満足を得るために、しばしば、他人を軽蔑し支配します。
他人に非難されても、自分を正当化し、無実の態度をとります。
礼儀正しく品のある態度を見せて巧妙に他人を騙そうとさえします。
たとえ自分のやったことが失敗しても、空想や単純な嘘によって自己を正当化します。
他人との関係は、自分が何等かの利益を得る限り、持続します。
このような自己愛性人格障害の人の近くにいる人は、身も心も疲弊してしまいます。
周囲のトラブルばかり起こす人がこのタイプの自己愛性人格障害だと気づいた場合は、争わずそっと離れた方がよいでしょう。
逆恨みをされると危険なので気をつけましょう。