自己愛性人格障害の性質:見栄を張って着飾る
自己愛性人格障害の人は、見栄を張って着飾り、自分を引き立たせようとする人が多いです。
目立ちたい、人から注目されたい、賞賛されたいという思いから、着飾ったりブランドものなどの高価なものを身に付ける傾向があります。
外見はわかりやすいだけに、熾烈な競争意識を生みやすいです。
無理して高価なものを見に付けたり、収入と不釣合いなブランドもので身を固めたりします。
財布の中や貯金が寂しいということも少なくありません。
自己愛性人格障害の人にとって、他人は引き立たせ役でなければ敵になるので、周囲に自分より高価なものを身に付けている人がいれば、その人のファッションやブランドをこき下ろします。
自分が気に入っているブランドをたくさん持っている人がいれば、持ちすぎだと陰口を叩くことさえあります。
なぜ、外見にこだわかるのかと言うと、外見はわかりやすいということだけではなく、大した努力をしなくてもお金さえかければ確実に手に入るからです。
仕事などを頑張ったところで賞賛が得られるほどの成果を上げられるかどうかわからないので、お金を出して外見を着飾る方が手っ取り早いわけです。
地道な努力は嫌だけど賞賛がほしいという心理がある人にとって、手っ取り早く輝くことのできる外見は勝負する場としてふさわしいのです。