自己愛性人格障害の増加:増えるモンスターペアレント(モンペ)
自己愛性人格障害の増加に伴い、モンスターペアレント(モンペ)も増えています。
近年、精神的な病で休職したり退職したりする教師が増えています。
その原因の一つとして、見過ごせないのがモンスターペアレントの増加です。
消費者のモンスター化現象が、教育現場にまで入り込んでいると言えます。
子供が教師に叱られたら文句を言い、子供の成績が悪ければ教師の教え方が悪いと難癖をつけ、教師の対応が気に入らなければ教育委員会に訴えると脅しをかけます。
学校側に責任転嫁するばかりで、自己責任という意識はなく、自分の非は絶対に認めたくないのがモンスターペアレントの特徴です。
子供は身内なので、子供の非を認めるのは自己愛が傷つくというわけです。
モンスターペアレントは思い通りにならなかったら何でもクレームをつけ、要求します。
子供が部活のレギュラーになれなかったら文句を言い、記念写真で端っこで写っていたら文句を言い、学芸会で主役でなかったら文句が言い、クラス替えで誰と同じになりたいかなどにも注文をつけます。
このように保護者の消費者意識に根ざした自己愛が増長しているのは、ある一面では学校側の責任でもあります。
教育のサービス産業化が進み、子供や保護者をお客様扱いしすぎているのです。
先生は自分達の親が払っている金で給料をもらっているのだから自分達に気を使うべき、などと勘違いした子供さえいます。