自己愛性人格障害の性質:根拠のない自信

自己愛性人格障害の性質:根拠のない自信

自己愛性人格障害の人は、根拠のない自信を持っています。

 

常に賞賛や特別扱いを求め、それが得られないとふてくされた態度になる不安定なタイプや、いかにも自信ありげな態度で堂々と意見を言うタイプなどがあります。

 

自信たっぷりなのは、必ずしも悪いことではありません。
実際、成功者の多くは、未熟で実績もないうちから、なぜか自信を持っていることが多いです。
自分は特別という意識が、現実の自分を直視せず、根拠の無い自信を生みます。
例え根拠のない自信であっても、自分を信じて突き進む力になります、そしてそこに結果がついてきます。

 

問題となるのは、そうした心の構えだけあって、実質が伴わない場合です。
知識を仕入れていない、能力を磨くことをしない、頑張るということができません。
ただ根拠のない自信だけ持っています。
こういう人は周囲に迷惑をかけ巻き込みます。

 

なぜ根拠の無い自信がもてたり、非現実的な夢がもてたりするのでしょうか?
それは自己愛が強すぎるために自分を見る目や現実を見る目が曇っているからです。
自分がかわいすぎて、実際よりもはるかにかっこよく見えていたり、有能に見えていたります。
いわば自己認識や現実認識がができていません。

 

ビジネス力を高めるためのスキル本やスキルアップセミナーの弊害といった面もあります。
何とかかっこいい自分に見せたい、有能な自分に見せたいといった過剰な自己愛心理を刺激して、見せ掛けをつくろう術を提供します。
そんな商品戦略に乗せられて、自分を大きく見せる術、自分を自信たっぷりに見せるスキルなどを形だけ仕込んで、知識や能力といった実質面を向上させる努力を怠る人が増えています。
ここにも自己愛が絡んでいます。